そらまめの会

腎細胞癌及び腎盂癌患者とその家族の交流の会です。交流会のお知らせ及び報告、様々な情報を発信します

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ネクサバールの安全性情報

掲示板にちょっと幸せさんからの情報です。

 厚生労働省が2月26日に医薬品・医療機器等安全性情報255号を出しているのですが、その3~4頁にネクサバールの使用上の注意に追加があったことと死亡例の症例が詳しく掲載されています。
   医薬品・医療機器等安全性情報255号

 推定使用患者2,000人中急性肺障害、間質性肺炎になったと報告されているのは4人だけで、死亡は2人だけなので、確率的には低いのですが、こういう例もあったということは知っておいてもいいかと思います。

以上です。ちょっと幸せさんありがとうございます。
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チロシンキナーゼを抑制すると…

掲示板にちょっと幸せさんから分子標的薬の副作用による「間質性肺炎」に関しての記事がありましたので載せておきます。

 今私は肺がんの分子標的薬イレッサ(ゲフィチニブ)について勉強しています。イレッサは、2002年夏から5年半くらいの間に厚生労働省に報告されているだけでも730人以上がその副作用の一つである、間質性肺炎で亡くなっています。
 ネクサバール(ソラフェニブ)もイレッサと同じチロシンキナーゼを抑制する分子標的薬です。チロシンキナーゼを抑制することによってがん細胞の増殖を抑えることができるのですが、チロシンキナーゼは体のあちこちにあって、傷を修復する作用を有しています。これが抑制されると、傷があるときに、それが治りにくくなります。だから、間質性肺炎などの重篤な肺障害がおきやすくなります。
 ネクサバール(ソラフェニブ)、スーテント(スニチニブ)など「〇〇ニブ」と名がついている分子標的薬は、飲み薬で、チロシンキナーゼを抑制します。ずっと病院でチェックを受けているわけではないので、手遅れになってしまう可能性があります。間質性肺炎の初期には、軽い発熱、せきなど風邪のような症状に加えて呼吸が苦しい感じがするそうなので、そういうときにはとにかく早めの受診が必要です。日本人は、特に間質性肺炎にかかりやすいそうです。間質性肺炎の発症率は、イレッサで4.0%、分子標的剤でない普通の抗がん剤で2.1%、発症後の死亡率は約30%という研究もあります。
 分子標的薬が効くかどうか、副作用が起きやすいかどうかは、遺伝子が関係しているらしいという話があります。肺がんなどは検査に保険が適用されていますが、腎臓がんの場合は遺伝子検査はあるのでしょうか?大腸がんの場合は保険は適用されていないけれど3万円ぐらい、乳がんは30~40万円くらいだそうです。他のがんと同じように遺伝子によって効き方や副作用が違うとすると、遺伝子検査は重要な判断材料になるのではないかと思われます。
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バイエル薬品: 抗がん剤二製品の製造販売承認を取得

 国内初の進行性腎細胞癌治療を目的とした経口分子標的薬ネクサバールの製造販売承認を取得したバイエル薬品による報道です。

 抗がん剤二製品の製造販売承認を取得

 ネクサバールのことと、腎細胞癌についても簡単に書かれています。上をクリックしてください。
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ネクサバールいよいよ4月発売へ

日経メディカルオンラインにによると

  腎細胞癌適応で「ネクサバール」が厚労省から製造承認取得

バイエル薬品は、1月28日、切除不能または転移性腎細胞癌の適応でソラフェニブ(商品名「ネクサバール錠200mg」)の製造販売承認を厚生労働省から取得したと発表した。

 薬価収載後、発売される予定。早ければ4月頃、発売が見込まれる。

 今回のソラフェニブの製造販売承認の取得により、腎細胞癌の治療は新しい選択肢が得られたことになる。ソラフェニブの適応症は、「切除不能または転移性腎細胞癌」だ。投与量は400mgで、1日2回。1日あたりの投与量は800mgとなった。

 ソラフェニブは、経口マルチキナーゼ阻害剤で、Rafキナーゼ、VEGFR-1(血管内皮細胞増殖因子-1)、VEGFR-2、VEGFR-3、PDGFR-B(血小板由来増殖因子B受容体)、KIT、FLT-3、RETを阻害することが知られている。

とありました。いよいよ待望の抗癌剤が保険で使えるようになります。
使うことを考えている方は、病院の使用承認が出るまでしばらく時間がかかるようですので、担当医と相談をされたほうがいいかと思います。

 つぎは、スーテントですね。
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分子標的薬剤とは

 現在最も注目されているのが,この領域である。分子標的薬は従来の非特異的な化学療法剤とは異なり,特定の分子のみをターゲットとしているため,これまで文献的に報告された薬剤をみる限り,骨髄抑制のような副作用は少ない。この中で最も有名なのはVEGFの中和抗体であるbevacizumabで,転移性腎細胞癌の進行を有意に遅らせた。残念ながらプラセボ投与群と比して生存斯問の延長は認められなかったが,分子標的薬の今後の可能性を期待させる報告であった。最近のASCOでもいくつかの有望な分子標的薬が報告されている。sorafenibはraf kinase阻害による腫瘍増殖抑制とVEGFのレセプターにも作用して腫瘍血管新生の阻害作用を併せもつ薬剤で進行腎細胞癌に対するphase ? studyにおいてtime to progressionを有意に延長させた。sunitinibmalateはtyrosine kinaseの阻害薬で,VEGFレセプター,PDGFレセプター,Flt3,C-KITなどをターゲットとしており,sorafenibとともにphase?studyで進行腎細胞癌に対して良好な成績が報告された。その他にmTORの阻害薬であるtemsirolimus,TNF-αに対する抗体であるinfliximabなども報告されているが,注目すべき点として,sorafbnibとsunitinib malateは経口薬であることが挙げられる。経口薬は注射薬に比べて患者のコンプライアンスもよく,両薬ともにこれまでのところ,皮膚障害,下痢,疲労,高血圧などの比較的軽微な有害事象が主で,従来の化学療法において高頻度でみられるような重篤な血液毒性は少ないと報告されている。ただ副作用についてはgefitinibの肺腺維症のように臨床応用を重ねるうちに明らかになる場合もあるので注視していく必要はあるが,これまでの臨床試験の結果をみる限り,腎細胞癌治療において新しい選択肢になる可能性が期待される。
 sorafenibについては現在本邦でもphase?studyが進行中であり,近い将来腎細胞癌の治療に応用されると思われる。

新・泌尿器悪性腫瘍 ポケットマニュアル より


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