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そらまめの会

腎細胞癌及び腎盂癌患者とその家族の交流の会です。交流会のお知らせ及び報告、様々な情報を発信します

交流会テーマについて

 以前お知らせしましたように、そらまめの会第5回関東地区交流会が、11日8日(日)13時から16時30分まで行われます。

 さて、今回は特に勉強会のテーマを決めてはいないのですが、腎細胞癌の場合の最近の一番の関心事は何と言っても分子標的薬のネクサバールとスーテントではないでしょうか。

 そこで、使っておられる方の情報の交換ができたらと考えています。
どんな副作用で困っておられるのか、副作用にはこんな対応をしているとか、ぜひ生の声をお聞かせいただけたらと考えております。
 また、インターフェロンやインターロイキン2との併用だとか、単独ではなく複数行われている方もおられるのではないでしょうか。その辺の情報も聞かせていただければと思います。
 さらに、欧米で承認されている分子標的薬等の情報もあれば出し合いたいと思います。


 また、腎盂癌の方も、常に再発のことが気になっているようですので、そのへんの治療方法等の情報を交換できたらいいのではと考えています。

 開催まであと一週間程になりました。ぜひ、多くの方の参加をお待ちしております。
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パゾパニブが世界初の承認、米国で腎細胞がん対象に

「がんナビ」による情報です。

 マルチキナーゼ阻害剤で血管新生阻害作用を持つパゾパニブ(製品名:Votrient)が10月19日、米国で腎細胞がんを対象に承認された。パゾパニブが承認されたのは世界で初めて。米国では腎細胞がんを対象に続々と分子標的薬が承認されており、6番目の製剤になる。パゾパニブは、日本では腎細胞がん、卵巣がん、軟部肉腫を対象に、フェーズ3試験が進められている。
 パゾパニブの腎細胞がん治療薬としての承認は、フェーズ3試験で、プラセボ群に比べて腫瘍の増殖または死亡のリスクを54%減少させることを証明したことに基づいている。
 このフェーズ3試験において、パゾパニブ投与群の無増悪生存期間(PFS)中央値は9.2カ月だったのに対して、プラセボ群は4.2カ月だった。未治療群に限るとパゾパニブ投与群のPFS中央値は11.1カ月でプラセボ群は2.8カ月だった。サイトカイン療法を受けたことのある患者では、パゾパニブ投与群のPFSは7.4カ月、プラセボ群は4.2カ月だった。
 パゾパニブ投与患者の20%以上の頻度で発現した副作用は下痢、高血圧、毛髪変色、吐き気、食欲不振、嘔吐だった。2%以上プラセボ群より多く見られたグレード3/4の副作用は、肝機能異常、高血圧、下痢、無力症、腹痛。薬剤関連死が290人の患者のうち1.4%で認められ、2人は肝不全、1人は脳卒中、1人は穿孔だった。
(横山 勇生)

パゾパニブが世界初の承認、米国で腎細胞がん対象に(2009.10.8)による
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第5回関東地区交流会の申し込み開始

 予定より遅れましたが、「そらまめの会第5回関東地区交流会の申し込みを開始しました。
今回は、特にきちんとしたテーマを設けての勉強会は設けず、参加者の希望するテーマを中心に話し合いをしたいと考えております。最後は自由交流の場を設けました。
ぜひ多くの方の参加をお待ちしております。
下の申し込みフォームから申し込んでください。

日時  2009年11月8日(日)13時~16時30分
場所  セシオン杉並第七集会室
    杉並区梅里1-22-32
    丸ノ内線東高円寺駅下車徒歩5分
参加費 500円(当日受付で)
内容
 13:00 開場、受付
 13:15 開会のあいさつ
 13:16-14:15 自己紹介(現在の状況や聞きたいこと等)
 14:20-15:20 参加者の希望によるテーマでの情報交換の場
 15:25-16:25 状況に応じてグループに分けての自由交流の場
 16:25-16:30 まとめ

よろしかったら開始前に近くで昼食を一緒にしませんか。申し込みのときに参加の有無をお願いいたします。

申し込みは下記のメールフォームからお願いいたします。

  交流会申し込み
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スニチニブによる血小板や好中球の減少は日本人で多い可能性

「がんナビ」による情報です。

 転移性腎細胞がん患者に対するマルチキナーゼ阻害剤スニチニブの投与は、日本人の場合、重度の血小板減少や好中球減少が高頻度に起こるため、投与を継続していくには、用量の調節が大切であることが明らかとなった。成果は9月20日から24日にドイツ・ベルリンで開催された第15回欧州がん学会(ECCO)・第34回欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で近畿大学泌尿器科の野澤昌弘氏によって発表された。
 27人の患者に対するファーストライン治療として、スニチニブ1日50mgを4週間投与し、2週間休薬する標準治療を行った。全グレードで頻度が高かった副作用は好中球減少症(81.5%)、血小板減少症(70.4%)、高血圧(59.3%)、倦怠感(59.3%)、貧血(55.6%)、下痢(51.9%)だった。
 高血圧、甲状腺機能低下症(48.1%)、手足症候群(48.1%)、皮疹(40.7%)の発現頻度は欧米でのフェーズ3試験で報告された頻度よりも高かった。グレード3/4の血小板減少症(44.4%)、好中球減少症(33.3%)も明らかに頻度高く起きた。66.7%に当たる18人の患者が、副作用のために最初の4週間投与を完了することができなかった。このうち77.8%にあたる14人の患者では血小板減少症、好中球減少症が起きていた。
 別のグループが発表した日本人と中国人を除いたアジア人のデータと比較しても、日本人では血小板減少症、好中球減少症が多いことが分かった。
 野澤氏は「50mgでも効果が期待できる人がいるので、必ずしも低用量から始めれば良いというものではない。日本人で血小板減少、好中球減少が多いのは、日本人で高頻度に副作用を発現させる一塩基多型(SNP)を持った遺伝子があるのではないか」などと語った。
(横山 勇生)

スニチニブによる血小板や好中球の減少は日本人で多い可能性(2009.10.8)による
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日本人の腎細胞がんに対するソラフェニブの長期成績が良好

「がんナビ」による情報です。

 切除不能もしくは転移性腎細胞がんに対し、ソラフェニブによる治療は有効で忍容性も認められることが、単群フェーズ2試験の最終報告で明らかになった。特に、部分奏効に達した患者の半数で奏効が2年以上続いていた。筑波大学腎泌尿器科学・男性機能科学の赤座英之氏が、9月20日から24日にドイツ・ベルリンで開催された第15回欧州がん学会(ECCO)・第34回欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で発表した。
 試験では、切除不能もしくは転移性腎細胞がんの131人(うち男性が102人)に、ソラフェニブ400mgを1日2回連日投与した。患者の年齢中央値は63歳、全身状態はPS 0が102人(77.9%)で、すべての患者が腎摘出術やサイトカイン療法を受けていた。
 評価できた129人のうち、完全奏効は0人、部分奏効が25人で、奏効率は19.4%(95%信頼区間:13.0-27.3)、病勢コントロール率は73.6%(同:65.2-81.0)、腫瘍縮小が80.5%の患者で認められた。
 また部分奏効の25人で、奏効までの期間の中央値は2.8カ月、奏効期間中央値は13.8カ月だった。ただし、奏効期間が24カ月以上の患者が11人、32カ月以上が6人で、約10カ月の病勢安定ののちに部分奏効に達した患者も6人いた。
 無増悪生存期間の中央値は7.9カ月(95%信頼区間:6.4-10.8)、全生存期間中央値は25.3カ月(同:19.0-32.0)だった。
 治療関連の有害事象は96.9%に見られ、グレード3以上は69.5%。主なグレード3以上の有害事象は、リパーゼ上昇が32.1%、高血圧が16.8%、手足症候群が9.2%などだが、いずれも管理可能であるとした。
 有害事象による投与中止や投与変更(投与中断、減量)は55.7%、その半分以上の人(53.4%)は投与開始3カ月以内に行われていたが、治療期間の平均値は12.0カ月、中央値は7.7カ月で、相対的なdose intensity中央値は97.4%と高かった。
(八倉巻 尚子=医学ライター)

日本人の腎細胞がんに対するソラフェニブの長期成績が良好(2009.10.6)による
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進行がんに対する情報

 がんナビ通信に「進行がんを生きる患者を支える」ということでつぎの5つについての記事がありました。

緩和ケア
緩和目的の放射線療法、化学療法、手術
ホスピスケア
ホスピスケアの内容
在宅ケア

ぜひ参考にしてください。
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