そら豆の会

腎細胞癌及び腎盂癌患者とその家族の交流の会です。交流会のお知らせ及び報告、様々な情報を発信します

勉強会の報告3「化学療法について」

第2回関東地区交流会の勉強会の報告その3です。

(3)化学療法について

ポイント
★患者と医師とで薬の効く効かないの基準が違う。患者にとっては長く生存することが重要
★薬の効き方には個人差があるので、自分で考えるべき(医者まかせにしない。医者は資料に従って標準量を投与するだけなので、自分の適量を考えないといけない)
★医者は標準(保険内)の治療だけをみている。保険外で治療方法はあるが、知識がないと意見もできず、手を打つこともできない。
●奏効率
(PR+CR)÷治療患者数*100%
PR:パーシャルレスポンス:癌が画像で半分に縮小し、4週間以上継続
CR:コンプリートレスポンス:癌がなくなり、4週間以上継続

・以上の定義においては、4週間ののち、癌が増大し、延命できない場合も有効と判断され、徐々に増大しつつも長期延命の場合は効果なしと判断される。
・進行していない不変状態も効果ありとはされない

★薬が効いたかどうかは患者が生きているかどうかとは違う。患者にとっては長く生存することが重要。効く効かないの基準が医師と患者で違う。

★薬の使い方で医師と患者でギャップがある。
医師は患者の身長と体重から算出される標準量を入れる。個人差を無視してしまう。
抗がん剤は基本的に毒。死なない程度の量の薬を入れている。入れるほど体は弱る。

●メダカさんの例(分子標的薬+抗癌剤)

(1)172cm,77kgで1920mm
 白血球量:4500->1280
・ノイトロジン注射(白血球を増やす薬)3日後に6800に戻る
 ・関節がぎしぎしする
(2)医師と相談し、量を減らした
10日後、1500。白血球は2400
(3)1週間後、1500。白血球は1780
(4)現在は2週間間隔で、950。白血球は2300-2400

メダカさんの適量は標準値の半分だった。
標準値からではなく、半分の量から始めたかった。
(メダカさんの例は病院内治験。インターフェロンより副作用なし。手足の副作用はある)

★大量の抗がん剤の投与に疑問。苦しむ人たちをいままでたくさん見てきた。全員が効くわけではない。
★アメリカの2000年の調査では、胃がんの抗がん剤(TS1)の平均寿命は抗がん剤を投与した人としなかった人で4.5ヶ月しか違いがなかった。「間違いだらけの抗がん治療」(梅澤充氏)参考

●抗がん治療に関するおすすめの本(購入は左側からできます)
・「がん休眠療法」(金沢大 高橋豊助教授)、「間違いだらけの抗がん治療」(梅澤充氏)がお勧め。
・「がん休眠療法」では、中間量から始めて、3回やると自分の適量がわかるということが説明されている。また効かなくなったときに他の薬を試していくことができる(三川さん)

■ちょっと幸せさんからのコメント
・医師は病気はみているが、人をみているわけではない。
・抗がん剤治療に関しては専門家でないことが多い。資料をみて量を決めているだけなので、メダカさんの言うように自分で考えていく必要がある

質疑応答:
Q:薬を適用する順序は?
A:現状では保険診療の順になってしまう

Q:術後、検査だけになっているが、心配。予防的な薬はあるか?
A:(メダカさんの場合は)予防的にはしていない。ただ画像診断で早くみつけ、出たら何をやるかを決めている(例:肺に出たらラジオ波で焼くなど)。
自分の場合はインターフェロン、インターロイキンは効かなかった。現在は20数箇所転移しているが、こうして歩いたり、動いたりできる。他に免疫療法などもある。

・新薬についてはグループ討議の時間に必要なグループで紹介する(メダカさん)
別窓 | 交流会 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<大阪交流会参加申し込み開始しました | そら豆の会 | 勉強会の報告2「血液検査について」>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| そら豆の会 |