インターフェロン |
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2007-10-12 Fri 14:59
インターフェロンについて
IFN-α(インターフェロンα)は腎細胞癌患者に最初に用いられたサイトカインであり、その作用機序はガン細胞の増殖抑制といった直接作用と、HLAの発現増強に伴う細胞障害性T細胞への感受性の上昇やnatural killer(NK)細胞の活性化といった免疫系を介した作用が考えられている。これまでの報告から腫瘍縮小効果は単剤でおおむね15%とされ、有転移症例に対する前向きのランダム化試験でVLBと比べて有意に生存期間の延長が示された。本邦での一般的な使用料は1日1回300〜600万国際単位を皮下または筋肉内投与し、これを導入期には週3回から連日行う。INF-αの投与は自己注射が保険適用になっているので、維持期には週2〜3回自宅で行うように指導することが多い。有害事象としては発熱が必発であるが、NSAID(解熱剤)の予防投与でコントロールできることが多く、徐々に順応して発熱しなくなることが多い。 主な有害事象とその対策 症状別 1 悪寒・発熱 解熱剤(NSAID)の投与。発熱などのインフルエンザ様症状は個人差がある。発熱は投与後数時間以内で37℃台から40℃に達するまでさまざまであり、ほとんどは投与当日のうちに消退する。3〜5日で次第に軽減する。 2 白血球減少 末梢血 2,000/μLまでh無処置で観察。さらに低下する場合は、投与量の減少または投与回数を減らす。 3 脱毛 対症療法 4 肝機能異常 肝庇護剤の投与。 5 発疹 軽度であれば経過観察、抗ヒスタミン薬の投与。 6 うつ病 自殺企画の可能性もあり、原則として投与中止。 7 自己免疫疾患 甲状腺機能亢進症、関節リウマチなどの発症をみることがある。 「新・泌尿器悪性腫瘍ポケットマニュアル」(赤座 英之著 メディカルレビュー社2006年2月10日発行) による。 |
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